FC2ブログ

折れぬ槍、挫けぬ心(槍馬場修行編その3)

Lv58→Lv59。ナイトメアクリア。

戦士は旅立ちの朝を迎えていた。
かつて過去に挑み敗れた地獄の世界へ再び向かうのだ。
彼の旅立ちを見送る者も帰りを待つものもいない。だが、それでいい。戦士に情けは無用。

街を出ようと外壁への門へ向かう。いつもの門番が相変わらず胡散臭そうにこちらを睨んでいる。
まあ、こんなものか。彼は孤独こそ自分の旅立ちにふさわしい、と嘯きながら門を抜けようとした。
「兄ちゃん、ちょいと待ちな!」
・・・そこには街のブラザー工房の親父がボロきれに包まれた長物を携えて立っていた。
「・・・。(何だよ)」
「てめぇ・・・また地獄へ行くんだろ?友人の俺にすら別れも告げずに行こうってか?
ま、てめぇらしいけどな。」
戦士はふん、と鼻を鳴らし工房の親父の側を通りぬけようとする。
「待て待て。こいつを持って行け。地獄へ向かうてめぇへの餞(はなむけ)だ。」
そう言うと、親父は持っていた長物を戦士に放ってよこした。
仕方なく包みを解いてみる。
「・・・!?(これは!?)」

LegendWeapon-1.jpg

それは槍というにはあまりにも大きシンプルで無骨ながらもしっかりとした作りの槍であった。
見たことも無い金属で出来ており、重量感はあるにもかかわらず軽く扱える不思議な品だ。
「そいつは威力は大したことはねえ。だがな、その槍は*壊れねえ*んだよ。
戦場で武器が壊れるなんてのはあっちゃあいけねえことだ。それは戦士にとって死に繋がる。
だから、だ。てめえの為に特注で作ってやったのよ。槍が折れちまって戦場から尻尾巻いて
帰ってきたてめえにはこれしかねえだろ。」
「・・・(すげえ武器だ。しかし・・・)」
「こいつはな、国王にドラゴンも倒せる武器を作れと言われ伝説の武器の一つ*鉄柱(SteelPillar)*を
模して作ったんだぜ。カスタマイズ用の穴も空けといた。てめえの好きなように改造してくれや。」
「・・・(ありがてえ。これなら地獄でも戦える。だが・・・)」
「なあに、てめえとの仲だ、御代はいらねえ。無事帰ってきたら土産話に地獄のことでも
話してくれや。あ、あとそいつは無銘だから好きに名前付けてくれてかまわねえぜ。
ロンギヌスとかゲイボルグとかグングニルとかいいかもな!じゃあ、あばよ。
・・・死ぬんじゃねーぜ。」
そういうと親父は片手を振りながら去っていった。

戦士は感慨深げに槍をみつめた後、言った。
「親父・・・この槍はすげえ。すげえけど・・・」

「・・・俺まだ装備できないんスけど。あと、ドラゴンはこの世界にいねー
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Brother_K

Author:Brother_K
趣味・ネタビルドが好きな変則的Diablo2プレイヤー。
Openで活動中。
Oblivionで特定の趣味に偏った
衣装Modも作成しています。
リンクはフリーであります。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
毒 (3)
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク